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注文住宅を建てるシミュレーションの方法

公開日：2024年3月4日｜更新日： 2024年3月4日

注文住宅を計画するなら費用シミュレーションは必須です。資金計画で失敗しないよう方法を理解しておきましょう。

シミュレーションの前の準備

頭金を最初に把握したうえで、住宅ローンでいくら借りられるかを考えましょう。その際に押さえたいのは「借りられる金額を考えるのではなく、返せる額を軸に置くこと」です。借入では総額の上限を見てください。かなり大きな金額で「借りられるならとことん借りよう」と安易に考えると後で苦労します。

上限ギリギリで借りた結果、返済により毎月の家計で大きな負担になるのです。長期的なローンを組むとその分生活スタイルの変化などで支払いが負担になることがあります。自営業の場合、仕事が急に無くなってしまうケースなども考えられるでしょう。現状の収入を考えて、上限でもギリギリ返済できそうと判断した場合、倒産や病気などで働けなくなれば返済はかなり厳しいものになるでしょう。

月々のローン返済はいくらまでなら余裕を持てるか考えてみてください。同時に、固定金利型、変動金利型、固定金利期間選択型のどれならリスクが少ないか考えて選びます。返済方法も元利均等返済、元金均等返済などの2種類があります。選択する際には「余裕を持って返済できるのはどれか？」を中心に考えたほうが無難です。

費用を踏まえたシミュレーションの方法

どんな家を建てたいか、最初に明確にします。どんな家にするか考える場合、暮らしをイメージしてみてください。将来の家族構成やどんな暮らしをイメージするのです。家族構成や欲しい子どもの人数、夫婦だけでは間取りや環境も異なりますし、必要な資金も大幅に変わります。その点を押さえると間取りや土地選びがしやすくなるのです。

住宅金融支援機構でフラット35利用者調査を見ると、土地がすでにある場合の建設費用の全国平均は約3,700万円、一方土地付注文住宅だと約3,200万円です。家を建てるなら3,000万円は見ておいたほうがいいでしょう。

また、規模によっても違います。大手ハウスメーカーで2階建て4LDK注文住宅、延床面積40坪、坪単価65万円で約3,700万円が目安です。ローコストハウスメーカー2階建て3LDK、延床面積33坪、坪単価45万円なら2,100万円が目安。二世帯住宅なら、延床面積50坪、坪単価80万円で約5,700万円とされています。予算と家族構成、建設を依頼する会社などを確認しながら綿密なシミュレーションを行いましょう。

※参照元：住宅金融支援機構（https://www.jhf.go.jp/about/research/2022.html）

※参照元：HOME4U 家づくりのとびら｜注文住宅の費用シミュレーション（https://www.jhf.go.jp/about/research/2022.html）

費用がオーバーした時の対処方法は？

シミュレーションをした結果、費用をオーバーしても対策があります。注文住宅の場合、コストを削れるポイントがあるのです。

「建物の形状」「間取り」「設備と性能」「後回しでもいいもの」という4つに注目します。優先順位を決めて見直すことでコスト削減ができるのです。形状では、屋根を切妻や片流れにする、外壁の凹凸や床面積を減らすなどでコスト削減が可能です。また、構造材や屋根材を減らすなどでもコストを抑えることができるでしょう。

間取りは部屋数を減らす、和室を削って洋室のみにする、窓の数を減らす、リビング階段、玄関ホールを作らないといった方法も挙げられます。設備は水回りのランクを下げる、後回しにできるものにするのも効果的。外構などは将来を見据えて、その時点では設けないだけでもコストを抑えられます。

間取りなどのイメージをシミュレーションするには？

コストにも大きく影響する間取りですが、間取りシミュレーションができるソフトやアプリがあります。パソコンにインストールして、間取りを作成すれば簡単にシミュレーションができるのです。無料で行えるものもあるので手軽に利用ができる点もポイント。サンプルを使って設備、家具などの配置、カラーリングなどシミュレーションに必要な最低限の機能を備えています。中には3Dで立体的な図も確認できるのもあるため、イメージしやすいです。

使い方はソフトやアプリによってそれぞれ異なりますが、多くのアプリは複雑な操作を必要としません。たとえば、iPhone専用アプリ「間取りTouch+」は部屋を選びタップするだけで間取りを作成できます。壁をスワイプさせるだけで間取り変更が可能です。ドアや家具も選択形式で最低限のサンプルがあるため、十分活用できます。

Planner 5dはiPhoneもAndroid両方で行えるアプリです。ARモードがあり、作成した間取りを3Dでチェック可能です。部屋の中にいるような状態で見回すこともできます。無料版は設備の選択肢が限定されていますが、簡単なシミュレーションでは十分使えるでしょう。自分に合ったものを見つけて有効活用してください。

※参照元：Apple（日本）｜間取りTouch＋お部屋のデザインに役立つ図面作成アプリ（https://apps.apple.com/jp/app/間取りtouch-お部屋のデザインに役立つ図面作成アプリ/id1049666310）

※参照元：google play｜Planner 5D インテリアデザイン,ルームプランナー（https://play.google.com/store/apps/details?id=com.planner5d.planner5d）

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